
岐阜県でも起きる森林大火災!!
世界で異常気象、災害頻発、温暖化と相互作用、負の連鎖、
森林焼失増、極北で顕著、CO2削減、対策強化を
(日本大学 串田圭司教授 論説より)
2024年は世界各地で高温が数日以上続く熱波が猛威を振るい、世界の年間平均気温は過去最高の15・1度となって産業革命前の水準を16度上回った。ある年に目標の温度に抑えられなかったとしても、それ以降も達成できないことを意味しないが、世界の地球温暖化対策は危機にある。
温度上昇は、地球温暖化と自然変動に分けて考えることができる。 地球温暖化とは、産業革命以降の人為起源の温室効果ガスの放出により、大気中の温室効果ガスが増加し、継続的に温度上昇することである。自然変動とは、産業革命以前の遥か昔からある気候や気温の年ごとの変動である。 昔から暑い年もあれば寒い年もある。 気候変動とは、地球温暖化と自然変動の二つを合わせたものである。 地球温暖化により気温のベースラインが年々上がるため、自然変動による高温が重なった年には、これまでにない高温をもたらす。 24年について、 世界の年間平均気温、極域を除く平均海面水温、大気中の水蒸気の総量は、全て過去最高となり、1991~2020年の平均より、 それぞれ0.7度、0.5度、5%高かった。 異常気象と災害は今後どうなるのか?
日本の猛暑と洪水
24年夏に福岡県太宰府市では40日連続で最高気温が35度以上の猛暑日となり、国内最長記録を更新した。日本の4分の1ほどの観測地点で猛暑日連続日数過去最長となり、熱中症による救急搬送が相次ぎ、死者も出た。
7月には梅雨前線の影響で山陰地方を中心に大雨があり、愛媛県の松山城の斜面の土砂崩れで3人が死亡した。山形県では大雨特別警報が1日に2度発表された。8月中旬に岩手県大船渡市付近に上陸した台風は、東北地方を横断した。 8月下旬、鹿児島県薩摩川内市付近に台風が上陸し8人が亡くなった。
能登半島地震の被災地では、復旧が進行中の9月下旬に記録的大雨が降り、死者16人、負傷者4人の被害があった。 48時間雨量が輪島市499ミリ、珠洲市394ミリと過去最大であった。平年の9月の雨量の2倍ほどの雨が2日間で降った。10月には宮崎県で記録的大雨により2人が亡くなった。
地球温暖化が進むと・・・
地球温暖化が進むと、世界全体で見て、極端な猛暑、極端な乾燥、極端な大雨は、どれも強度、頻度ともに増す。地域的に見た場合、例外的にそう言えない場所があるものの、多くの場所でそうなると予想されている。気温が上がると空気中に含むことのできる水蒸気の量が多くなるため、地面や草木の水分が蒸発しやすくなる。 空気中に含むことのできる水蒸気の量は、気温が1度上がるごとに5~7%ずつ増える。このため、気温上昇に伴って、これまで以上の乾燥が起こりやすくなり、極端な乾燥につながることがある。蒸発によって空気中に増え水蒸気は、冷やされると水滴となり、雨を降らせる。同じ温度だけ冷やされても、暖かく水蒸気を多く含む空気の方が大雨につながる。このため、極端な大雨が起こりやすくなる。今後地球温暖化が進むと、24年のような高温、熱波、豪雨は、より起こりやすくなる。 特にそれらは、自然変動による高温と重なった年に激化する。
山火事と干ばつ
山火事は猛暑、豪雨とは違った特徴を持つ。近年の山火事の増加は地球温暖化を増大させる。通常の場合、森林は火災の直後から植生回復を始める。 最初は草が生えて、次第に低木が混ざり、ついには元通りの森林に回復する。しかし近年は、元通りの森林に回復しない場合が生じてきた。元通りに回復する前に、再び火災が起きるのである。このような事態では、森林が元よ小さい状態が続くことになり、森林の劣化をもたらし、森林が小さくなった分の二酸化炭素(C02)の大気への放出を意味する。
過去20年間で世界の火災による森林消失面積は増加傾向にある。特に北方森林で顕著である。地球温暖化→極端な乾燥の増大→森林火災の増大→大気中のCO2濃度の上昇→地球温暖化という、正のフィードバック効果により加速度的に地球温暖化を進める構造がある。猛暑、豪雨については、現在のところ明確ではないが、地球温暖化が進むと、猛暑や豪雨が、樹木の枯死や病害虫の蔓延や栄養分を含む土壌の流亡を引き起こし、世界森林劣化をもたらす可能性も考えられる。
豪雪
日本海側は世界でも有数の豪雪地帯である。 24年から25年の冬は、平年より降雪量が多く、青森市 会津若松市 敦賀市、松江市は平年の1・3~1・4倍であった。この豪雪は日本近海の海面水温が高かったことに起因している。24年1月から25年1月には、日本海の海面水温は高いところで平年より3度高く、東北地方太平洋沖の海面水温は高いところで平年より6度高かった。 冬に大陸から張り出す上空での寒波の下で、大陸からの冷たく乾いた北西からの季節風は、周囲より特に温かい日本海水の蒸発と暖められた空気の上昇気流により大量の雪雲を発生させ、日本海側に豪雪をもたらした。
日本近海の海面水温上昇は過去100年間でプラス1・3度であり、世界の海域の中でも特に大きい。地球温暖化によって海面水温は上昇するため、日本海側の雪雲は増大する。一方で、温度上昇により、これまで雪だったものが雨として降る場合が増える。このため、地球温暖化の進行により、日本海側の降雪量は全般的に減る。ただし、日本海側の山間部や北海道の内陸部では、100年に1度の頻度で起こるような豪雪時には、降雪量は増える可能性が指摘されている。海面水温が2度以上で高いと台風の発達を促す。日本近海の海面水温上昇は台風の強大化にもつながる。
異常気象と災害
先述の通り、24年は地球温暖化と自然変動とを合わせた世界の年間平均気温上昇が、産業革命前の水準を1.6度上回り過去最高となった。 2023年春から24年春のエルニーニョ現象が熱帯の温度を上げたことなど、24年の気象や自然災害は、自然変動による地域ごとの気候の変動の影響を含んでいる。 24年は、自然変動が世界の平均温度を上昇させた側面もあるが、世界の平均気温が過去最高となったことから、世界各地で今後地球温暖化が進んで常態化する気象や自然災害の傾向を示唆している。
高温熱波、豪雨、干ばつ、山火事のそれぞれのリスクが高まることから、今後はこれらが複合して起こる災害にも注視しなければならない。 山火事の後の豪雨は、栄養分を含んだ土壌の流亡により、植生回復を妨げる。台風の後の山火事は、台風による倒木や落ちた樹枝が「燃料」となり、山火事の燃焼を増大する。 大船渡市での24年8月の台風被害の後の25年2月からの山火事が、1990年代以降の国内最大規模となったことにも注目しなければならない。CO2などの温室効果ガス削減に取り組むとともに、高温、熱波、豪雨、干ばつ、山火事への適応策、被害軽減策の強化が求められる。

【3月27日】
令和6年度 関市立富岡保育園卒園式 (小椋幸子園長)
ひまわり組28名の園児が小学校へと旅立ちました。楽しい思い出を持って4月からピカピカの一年生となります。
「子どもとお年寄りの笑顔は地域の宝」
健やかに成長されるよう、皆んなで温かく応援しましょう。

【3月25日】
第140回関商工会議所通常議員総会(鈴木良春会頭)
関商工会議所大会議室
令和7年度事業計画、収支予算が上程され全て可決されました。
「より良い関市の将来像」や多様化する事業形態に対応したセミナーを伴走型支援などを行う事が明記されました。
尚、長らく副会頭として御尽力されました桜井宏関信用金庫会長が勇退されました。本当にご苦労様でした。

【3月25日】
令和6年度 関市立富岡小学校卒業式(山田真司校長)
70人の卒業生が巣立ちました。
山田校長は「人生の鍵」について話され、卒業生代表は「失敗を恐れず果敢に挑戦すること」が大事だと話ました。
尚、学校の玄関には富岡小学校移転50周年記念の絵画Drスランプあられちゃんなどの作家鳥山明さんと一緒に仕事をされた武儀町のまつやまたかしさんの素晴らしい作品があります。

【3月23日】
小木章と後藤昭夫展 後藤昭夫藝術館
芸術の素晴らしいさが、堪能できます。是非、ご覧下さい。

【3月23日】
復活!ほらどキウイの宴 洞戸コミニティーセンター
ほらどキウイを使ったお菓子の競技会 出品45作品
今日は一次審査に合格した13作品の最終審査。和洋ふんだんにキウイを使用した創意工夫、見た目アイデア、食味素晴らしい作品ばかりでした。私も飛び入りで審査員を務めさせていただきました。
どれも高評価で伯仲でしたが、最優秀賞に吉田理恵子さんの「きういろう」に決まりました。その結果、この作品が商品化されます。
絶対好評間違いなし。

【3月22日】
令和6年度 第48回武芸川幼稚園卒園式 (光山仁雄園長)
13人の卒園児が、4月からはピカピカの新一年生となり小学校に通学します。

【3月18日】
関商工高校写真部 創部60周年記念写真展 せきまちギャラリー
3月23日まで
流石、岐阜県はもとより全国大会で数々の受賞。
素晴らしい写真がところ狭しと展示してあります。
是非ご覧下さい。本当に有難うございました。

【3月17日】
関市肥田瀬 暁堂寺
秘仏本尊 (関市指定重要文化剤)「両面宿儺」
七年に一度、「聖世音菩薩ご開帳」
4月20日(日)午後1時
ハイライト景品付き餅まきもあります。
是非、皆さんお誘い合わせでご来場下さい。

【3月16日】
関シティマラソン2025 (関市合併20周年記念大会)
関かわせみ陸士競技場スタート ゴール
北海道から沖縄まで全国から1800人が参加。最年長は80歳の男性がハーフに出場!
生憎、雨天でしたが、競技開始と同時に雨が上がりました。
種目はハーフ、10㎞そしてジョギング3.3㎞でした。
沿道には関市の名産品が振る舞われました。楽しいひとときをそれぞれが過ごしました。

【3月16日】
「うるおいマルシェinせき」 関テラス
10代の関市郡上市の小中高生たちが企画や運営そして、チラシ作成まで全てを担い開催。子供たちの創造性と育成し商品開発、販促を学習しました。
虎屋、喜屋、りょりょなどが協力しました。

【3月15日】
18回SARAの会 せきまちギャラリー (代表新海修)
14人の画家が個性溢れる素晴らしい作品ばかりです。
是非ご覧ください。

【3月13日】
令和6年度 関市スポーツ協会表彰式 (喜久生明男会長)
今年度スポーツ協会で優秀な団体個人の皆さん13団体247人が表彰されました。特に岐阜県都市対抗駅伝(11区間)では3位入賞する快挙がありました。
また、日本選手権、世界選手権、オリンピックそしてプロアスリートが関市から輩出することを期待します。

【3月4日】
令和6年度岐阜県立森林文化アカデミー卒業式(涌井史朗学長)
第23期生
森の木クリエイター科 23名
森の木エンジニア科 17名
大学など卒業して、新たに社会人になった学生が多数あるのがこの学校の特長です。涌井学長が祝辞で卒業講演があり、現在の社員や世界状況、自然環境など学生に留まらず私たちにも学習出来ました。
卒業生はいろいろな林業の仕事につき活躍を願います。
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